巨石・奇岩が迫る、ワイルドな渓谷美
約40メートルの断崖の下、巨石・奇岩の間を多摩川が流れる鳩ノ巣渓谷は、ワイルドな渓谷美を誇ります。鳩の巣の地名は、江戸時代に魚留滝(なるたき)の上の飯場に祭った水神社の森に二羽の鳩が仲睦まじく営巣し、いつしか鳩ノ巣の飯場と呼ばれるようになったことが由来と言われています。新緑や紅葉の頃はひときわ美しく、特に吊り橋(鳩ノ巣小橋)からの眺めは絶景。上流側には多摩川を堰き止めて作った白丸ダムがあります。
奇岩怪石が迫る鳩ノ巣渓谷、神秘さが漂う白丸ダムと、変化に富んだショートトレイル。青梅線JR古里駅からスタートし、やさしい流れを見せる寸庭橋へ。このコースは大多摩ウォーキングトレイルとして、整備されています。
寸庭橋を渡ると、川に沿って野道を進めるようになっており、松の木尾根を歩き、雲仙橋を目指します。雲仙橋の上から見る渓谷は絶景。周辺の双竜の滝や水神社なども要チェック。
鳩の巣小橋(吊り橋)を渡ると、いよいよ鳩の巣渓谷の遊歩道です。迫力のある渓谷美を楽しみながら歩いて行くと、白丸ダムに到着します。白丸ダムから数馬峡橋(白丸湖畔遊歩道)が通行止めのため、JR白丸駅をゴールとしました。白丸ダムから白丸駅は車道歩きとなりますので、歩いてきた道を引き返し、鳩の巣小橋(吊り橋)を渡り、JR鳩ノ巣駅へ向かっても良いでしょう。
また、時間がない時はJR鳩ノ巣駅起点の鳩ノ巣渓谷散策もおすすめです。
※最新の登山道情報は、奥多摩ビジターセンターの「登山道・道路状況」をご覧ください。
JR青梅線 古里(こり)駅下車