春はカタクリの山
奥多摩湖の南東にあり、その美しい山容からも大岳山、三頭山とともに奥多摩三山に数えられる御前山。御前山は作家・田中澄江の「花の百名山」でカタクリの咲く山と紹介され、現在も山頂付近はカタクリの群生地として有名です。春に咲くカタクリだけではなく、春から秋まで花の種類が多く、またブナやカエデの美しさも見逃せません。新緑も紅葉も美しく、適度な登りごたえがあるため、四季を通じて人気が高い山です。
御前山の北側中腹には奥多摩都民の森(体験の森)があり、「森を知る」「森を遊ぶ」体験プログラムやイベントなどを開催しています。
登りは奥多摩湖バス停からサス沢山、惣岳山を経由して御前山に到達するコース。春は山頂付近でたくさんのカタクリが咲きます。奥多摩バス停より小河内ダムの堰堤を歩いて対岸へ渡り、左手の園地を抜けると登山口。山道に入り、大ブナ尾根にチャレンジ。いきなり急な尾根道が続きますが、サス沢山に着くと奥多摩湖や石尾根の展望が開けます。惣岳山を経由し、富士山や大菩薩などが見える展望台に到着すれば、御前山山頂はもうすぐです。
下山は奥多摩都民の森(体験の森)を経由する「栃寄コース」がありますが、現在、境橋~トチノキ広場の栃寄沢ルートが通行止めのため、林道(車道)を通行することになります。そのため、車道歩きを避けたい人は歩いてきた道を戻ったほうが良いでしょう。
※最新の登山道情報は、奥多摩ビジターセンターの「登山道・道路状況」をご覧ください。
画像提供 : 奥多摩ビジターセンター
JR青梅線 奥多摩駅から西東京バスで約15分、「奥多摩湖」バス停下車
西東京バスハイキング時刻表はこちらからご確認ください